愚かなほど真っ直ぐ。きっとその道は王道の道ではなく、人間の道でもない。
獣道のようなものだろう。
それがある種の愚かさや不器用さや頑固さに繋がっていると知っている。
自分をある部分で信じるが為に、信じたいが為にあえて変えない。短い時間で知りたい訳じゃない。
人生を賭ける。

僕だけじゃない。人は生きている限り自分の命を賭けているのだ。
賢人に憧れながら愚鈍さも持ちながら生きる。
あるパーティーで初対面の人にあなたは正直で真っ直ぐな、賢い人だと言われた。
ある場所では稚拙だと言われる。子どもっぽいと言われる。
ある場所ではしっかりしていると言われる。ある時には真面目と言われ、ある時にはふざけたやつと言われる。
ある所では頑固と言われる。
あるところでは自由な人と言われる。
どれが自分だろうか。どれも自分なのではないか。


周囲のせせら笑いも、賞賛も同時に起こる。裸の王様みたいな気分を味わう。


死ぬまで分からないことを求める。
だから色々な事を受け入れようとし、悩み苦しむ。


人生の時間は短い。 良い人に沢山出会う。その一つ一つを大切に思い、感謝している。現実的な問題として解決できない事が多い。それでも心の中で思い描くことは止めない。理想を持つことで現実とのギャップに苦しみ続ける。
だから他人を簡単には否定しない。
長い時間を掛けて看破しようとする。


言葉尻を掴まえて簡単に人格を決めつけない。人間は多面体。
裏と表と言うより、ペルソナ、ロゴス、パトス、イド、エゴ、など様々要素と面があると考える。