「意味」ねー・・・・。
「作りたいから作る」でいいじゃんって思うけど。

自分の展覧会そのものが問題作だったのかもしれないけれど僕は今回の展覧会本当に良かったよ。
疲れたって前述したけど、悪い疲れ方じゃなかった。

心地いい疲れっていうのかな?
家に帰ったらすぐ寝れるみたいな。

通常、展覧会ってお客さん黙ってきて黙って帰っていくでしょ。たまに話とかもあるけど、そういうのってすでに文脈が分かっている人がその文脈上に則った話になるじゃん。

僕の場合その文脈そのもの意味が分からんっていうか、
まず何やりたかったのか分からんって話から始まって、
考えがまとまってないとか、乱雑だとか、プリミティブだとか、子どもだとか、鬼才だとか、精神分裂症とか、天真爛漫とか、本当に色々な評価があって、それら人々の好奇の目が面白かった。

それによって
自分がどんな人かっていうのがよく分かった

ってことは全然無くて
むしろもっとわからなくなって、
その混濁した意識の中で作品だけが残っていく。

僕の作っているものって作品じゃなくて、
足跡みたいなもんかなー
とふと思ったり。


おおう、
話が脱線してもうた。

通常、展覧会ってお客さん黙ってきて黙って帰っていくでしょ。

今回の展示でとまどいならとまどいで
お客さんが「反応」を示してくれたことが良かったなと
思ってるの。
最近コミュニケーションっていうのを一つの思考のテーマにしていて、
なーんか、だから展覧会やるって人生そのものだなって思ったの。生い立ちから話さないとなんでこんなもん作れちゃったのかとか説明できない気がしてくるのよ。
で、生い立ちから話したとして、それでも人は分かれるのかどうか、わからないでしょ。
結局作品の展示レベルの問題とか、見せ方とか、表し方に問題があったのか、とか考えるのよ。

そしてふとした瞬間に

「俺自身に問題があったのでは」

なんて疑問が湧いちゃったらどうするよ。
芸術家、辞めますか?


いまさら辞められないよね。