5日目。シャティーラキャンプ1日目

ryuusinn2007-07-30


日本を出発して4日が経ち、やっと子どもの面倒を見ることができることになった。
今日から三日間はシャティーラキャンプの子どもの美術教室を行う。
その後、三日間ブルジバラジネキャンプにて美術教室を行うこととなる。
今回は画材を用意する日もシャティーラからブルジバラジネに画材を移す日も専用の日がないのでかなり重労働となる。
今回、3つのクラスに分けて、緊急にカリキュラムを組んだ。

一つは一番年上のクラスで福島君が担当し、主に油絵を教えるクラス。
一つは僕と上條さんが担当し、中間的な年齢層のクラスで楽しいことをやりつつ技術的な部分も教えていこうとするクラス。
一つは中村さんが担当、秋本さんがサポートのクラスで一番幼年で美術に触れる楽しさを体で味わう、基礎的なクラス。

出発の前日まで美術教室をやるかやらないかが決まっていなかったし、現地に着くまで分からないこともあったのでカリキュラムの作成は緊急の出来事だった。
現地に着くまで予定が分からないし、現地についても色々な用事が入って当初やる予定だったことができないということはざらにある。
そういえば2年前に檜垣が展開図の授業をやろうとして結局時間の都合でできなかったということがあった。彼女なりに訳などを用意して説明する予定だったのだろう。
そのような予定の変更はむしろ当然起こるべきことなのだ。
授業は9時から10時半までが一限。
11時から12時半までが二限。
12時45分から13時までが三限、という予定でカリキュラムを組んだ。

8時30にキャンプ行きのバスが来てくれたが、シャティーラキャンプに着くも授業の準備などがあり、またオープニングセレモニーのようなものもあったので10時くらいに開始となった。

本日は福島君のクラス(一番年上のクラス)は油絵を教える予定だったができなかったし、 僕が考案したパラパラ漫画の授業もできなかった。
上條が当初やろうとした等身大の絵が2時限分を使ってしまった。
さすがに全員の子が等身大の絵を描くのはとても大変なことで、場所も十分になく、福島君がやろうとしていた、舞台の上(舞台の上を福島授業で使おうしていていた)も使う事になってしまった。
子どもにとって楽しいことは体全身を使った美術ではないだろうか。運動との組み合わせと言うべきか。
3限は果物をモチーフにしたコラージュをした。
今までは写真を好きなように切ってコラージュしていたのだが、
何かをモチーフにして、その形に対してコラージュするということは
初めての試みだった。
それがうまくいったかどうかは分からないが、子どもたちは大変苦労していた。
上條さんは子どもには難しすぎたと言っていた。

コラージュに子どもたちが手間取ってしまったので授業は少し延長してしまった。
授業後片づけをして、食事をすると3時くらいになってしまった。
それから画材の買い物をしてホテルにもどると4時半くらいになっていた。
6時からミーティングをして、その後花を買いに行った。
戻ってきて、7時くらいだったか。福島、上條、秋本グループは近くのフランス料理屋に行く。僕、福山、中村はホテルからすぐ近くのサンドイッチ屋に行く。