8月9日。
花の写生、織物の絵、卵作りの順に授業をやった。
幼年クラスの子に写生をやらせるのは難しい。
細かい指示はアラビア語でやらなければならない。子どもは英語が分からないから。
僕はアラビア語がほとんど分からない。
アシスタントの二人に何とか自分のへたくそな英語で伝える。彼女たちがアラビア語で子どもたちに教える。そのようにして何とか授業を進めていった。レバノンに行く前に電子辞書を買っていて良かった。へたくそな英語ながらも事前に単語などを調べておけるからね。本当はアラビア語で話せるのが一番なんだけど、アラビア語の電子辞書ってないんだよね。残念なことに。
幼年クラスの授業では「教える」という感じではなく、自由に絵を描かせる感じで子ども達が体験している様子を「見守る」という感じがした。それは多分日本の美術教育も同じではないだろうか。
