鍛錬

生きることは魂を燃やすこと。
ただ生きているのではなく、使わされたと思って作る。
使命と言うと重すぎるが、私の作品のテーマが業の視覚化であることに最近気が付いた。

大体何年か後に自分の作品の意味が明確になり言語化し出す。

多くの誤解を受けてきた。人間の幅を広げようとしてきたので挑戦していることが表に見えてしまう。
表も裏もない質なので「見たまま」と捉えられたい。
怒りも悲しみも喜びも全身で表す。
最高の演技者を目指している。何にでもなれる。


自分の精神の底を探している。深海の如く、底は見えない。
光が届かないが故に。圧力が凄まじいがゆえに。場所が複雑な故に。神秘と謎が故に。


期待を胸に抱く。希望を持っている。絶望してもなお立ち上がる。戦いは続く。
行き先の見えない不安も、自身の才覚への疑いも、迷いや悩みは尽きなくとも。


簡単に手に入るなどとは思わぬ。簡単なものは最初から求めてない。


ここは燃え尽きぬ魂の精錬所。