胸の奥では熱の帯びた心がある。
脳のパルスではなく、心のパルスを信じる。
起こりえた結果を知るのが脳。それ以前の事を起こすのがハート。
体全身に帯びるのが魂。
体の外側に出て行くのがオーラ。
時を連なるのが霊。
そしてあらゆる国と人種と言葉と時と思想を越えるのが祈り。
未来が見えるか?
僕は日々を夢見る。
そうして小さな奇跡の断片を引き寄せる。
幾千もの朝も昼も夜も願って来た事。脳髄のあり方さえ変えてきた。
忘れたくないものを心に刻んだ。
刻み付け続ける。それが美術。
造型や色の問題は刻み付ける行為「そのもの」じゃない。それらは結果。
言葉はやがて魂を乗せ、言霊になる。
他人の生き方さえ変える。
人間の変わらない価値観を守る。
革新でも革命でもない。いわば超保守。
道を違えぬ。それ故に過ちを恐れる。
真っ直ぐ進めない。壁が立ち塞がる。
だからあらゆるものを飲み込む大蛇を目指す。巨大な龍になる。
重力は引力を生み、引力は因果を生み、因果は運命を変え、小さな奇跡の断片を引き寄せる。
一点の曇りも拒否する。願うことに、祈ることに懸命。
それは勇気の歴史。
恐怖を感じない人間に勇気は生まれない。
自らの恐怖に打ち勝つ事が勇気なのだ。
これからまた幾度も幾度も誓う。
誓いを心に刻み付ける。
作品が売れる、名前が売れるのではなく美術家として一流を目指す。
固く結ばれた自分との約束を忘れるな。
3000前年前と3000年後の視点を同時に持つ。無限に広がる野原。絶景かな。