愛川町アイディア事業プレゼンテーション

愛川アイディア事業のプレゼンテーションがあった。
各事業団体の事業計画、コンセプトなどを発表。私たちが今まで準備して来た提示方法が余り評価されてはいず、不採用になるかと思いきや、ギリギリ最下位の評価を受けつつも採用となった。
理由は若い世代に対する期待、芸術によって町を活性化させることに対する期待、ハードではなくソフトに関しての事業をする期待などであった。
そこまでの期待がありながらも最終的な評価が低かったのは、実績がないからであろう。他の事業団体のプレゼンテーションは去年までの活動報告に費やす時間が多く、本来のプレゼンテーションの趣旨とは違うのではないかと思った。(報告会ではないのだから)
にもかかわらず、実績があるか無いかという点が一番の評価の差が出た部分だろう。

私たちが目指す、芸術による町興しは、人々の心の活性化が重要な目的となっている。それらは目に見えにくく、変化が分かりにくい部分だ。しかし、人間にとって大切なファクターである。

道路が整備されたから、町が経済的に潤ったから、そういった理由で本当に町が生き生きとするのだろうか?
経済優先で育ってきた日本の文化(文化といえるかどうかは分からないが)がいじめや不登校、年々増える自殺、DV(家庭内暴力)などの問題を引き起こしているのでないか?
それらは過去の歪みが今の現状となって表れているのではないか。


町に花を植えましょう、森に看板を付けましょう、そういった町作りも大切だとは思う。しかし、本来の「文化」事業というのはそのようなものではないだろう。

芸術が育ちにくい日本の風土は行政に携わる人が芸術を理解していないことも起因している。

エリートな人ほど人生の寄り道を楽しめばいいと思う。