シリア二日目

明日はお昼にシリアからレバノンに帰るので今日が一番シリア観光を楽しめる日だ。
朝食後、春日さんとホテルで待ち合わせ。

喧騒としたスーク(市場)を抜けてウマイヤド・モスクへ。
715年に建てられた世界最古のモスクらしい。イスラム教寺院なのに聖ヨハネの首があるという割れているのは、一時このモスクがイスラム教徒とキリスト教徒が共同で使っていたから。内部はギリシア建築も見られ、モスク以前はギリシア様式の神殿であったことが分かる。この建築はモスク以前のローマ帝国時代まで遡る事ができる。
各時代、各様式が混ざり合った壮大な建築であった。

その後、再びスーク(市場)を見て回り、その後昼食。
その後、絵実と国立博物館に行く。
他のメンバーはスークに行ったり、春日さんの奥さんのお宅まで行ったりしたらしい。

夜はジャハタールさんに会いに行った。
ジャハタールさんに会うことがシリアに来た一番の目的であったので会えて嬉しい。昨日はジャハタールさんの調子が悪く、会うことが出来なかった。
彼は英語、フランス語、アラビア語ができ、コーランの先生であり、数学者であり、画家であり、デザイナーでもある。エリートという言葉がこれほど似合う人にあったことがない。