雲の下の木の王子様2

◆3000本の花

ある時こんなことがありました。あれはスークが旅を続ける中で大きな家にたどり着いた時のことです。大きな大きな家でした。スークはきゅうけいを取りたい気持ちになって、しきちへと入っていきました。
 家の門を抜けるとたくさんのかだんの中にたくさんの花達が咲いていました。花のお世話をしている女の人がスークのほうへと頭を上げると言いました。
「あら、何か用かしら?」
「こんにちは。旅の者ですけれど、少しの間だけここで休ませてもらおうかと思って立ち寄りました。休ませてもらってもいいですか?」
「ええ、いいですよ。ではこちらへ。あなたの持っている花はここへ置いてらっしゃいな。家の中の空気はこの花には合わないでしょうから」
スークが家の中のソファーで休んでいると、さっきの女の人がお茶とお菓子を持って来ました。女の人は言いました。
「こんな天気のいい日は花達もお日様の下でいたいでしょうね」
「そうですね」
「あなたの持っていた花、私、見たことがないのですけれど、何という名前なのかしら?」
「知りません。だから、僕がミーシャという名前をつけました」
「ミーシャ? フフッ、あなた面白い人ですね」
「面白い? とってもいい名前だと思いますけれど」
「そうですね。そのミーシャという花はどこにあったのかしら?」
「ここらの土地はわかりません。あっちの方向ですよ」
スークは元来た方向を指差して言いました。
「それじゃあ、今度探して摘んできましょう」
「摘む? とんでもない。あなたはあんなにたくさんのすてきな花と一緒に住んでいるのでしょうに」
「でも珍しい花なら欲しいわ」
「欲しい? 花をそんな風に思ったらかわいそうだ。それに摘むだなんて事もかわいそうだ。根を張ったまま、動けないけれど、そのほうが彼らにはいいよ」
「けれど、花を見ると心が和むわ。珍しくて美しい花ならばそれ以上に幸せになれるかもしれない。あなたはそう思わなくって? 誰でも自分の庭をすてきな花で一杯にしたいと思っているのではないかしら」
「花はいくらでも手に入ると思っているのですか」
「ええそうですわ。きれいな花の色と匂いが気を紛らわせてくれるのよ。わかる?」
「わかりません」
「こんなに大きな家に何も飾るものがなかったら、気がめいってしまうわ」
「僕はね、花を持っているのではないんです。ミーシャは僕の大切なひとなんです。あなたにその意味がわかるのなら、一輪の花にも満足するのに。僕はもう行きます。さようなら」
 このひとは何か大切なものを見失っているなとスークは思いました。こんなに立派な家に住んでいるのにこんな事を言うのがなぜなのかスークにはわかりませんでした。そしてとても残念に思いました。
「待って! もう少し私と話をして」
「もう行かなくては。ミーシャがかわいそうだ」
「おいしいお菓子もたくさんあるのよ」
「僕はおなかが空いているけれど、もういらないよ。じゃあ、さようなら」
スークは急いで家を出るとミーシャのところへと行きました。すると、ミーシャがシクシクと泣いています。
「ミーシャ、どうしたんだい?」
「ああ、スーク、早く私をここから連れていって」
ミーシャの涙声にスークも悲しくなって、スークはすぐにミーシャの鉢を持ちあげ、家の外へと向かいました。
「僕もそう思って。すぐにでも行こう」

家から出てしばらくスークは歩き続けていましたが、その間、ミーシャはずっと黙ったきりでした。
「ミーシャ、もう悲しくないよ。いじわるなひとはもうどこにもいないんだから、もう泣かないで」
「あんなに美しい花達を初めて見ましたわ。私はちっぽけな一輪の花にすぎないのですわ。ただの何でもない花なのですわ」
「そんなことないよ」
「あの花達は幸せね」
「そんなことないって。あの花達は美しいかもしれないけれど、誰のためにもならないよ。だって誰かのために咲いているわけではないし、自分の事を見てくれるひともいない。あそこのお嬢さんはあの花を見ているようで見ていないんだ。もしミーシャのように泣いても誰もかまってくれないよ、きっと」
「スークはかまってくれるのね」
「そうさ。一緒にいるじゃないか」
「'バラ'さんというひとに名前を聞きましたわ。隣のひともその隣のひともその隣のひとも'バラ'さんでしたわ」
「うん」
「私、怖かったわ。私のつぼみが開いたら、どうなるのだろうと、そう考えました。もしあのひとたちのようになるのならと考えたら怖くって」
「大丈夫だよ。ミーシャはそうならないようにつぼみを開くといいよ」
スークはこのとき、ミーシャのつぼみが前よりも少し開いていることに気がつきました。
 あの時、スークは大きな家にいたお嬢さんにあなたは全くひどい人だと、そう言いそうになってしまいました。でも、もし自分にミーシャがいなかったら、もしかしたらあのお嬢さんと同じかもしれないと思いました。だからいくらかかわいそうに思うのでした。


◆おせっかい男

ある時、こんなことがありました。大きな草原。あの大きな家を出てからずっと続く草原。風の丘から続く草原。そして、この時もまだ草原が続いていました。途中町がありましたけれど、きっと町の横を抜けてこの草原が続いていると思われました。スークはこの草原が好きでした。
 スークは途中でりんごをかじっている男に会いました。その男の顔はなんだかいじわるそうでとても好きにはなれなさそうな顔でした。
「その花。お前さんどこへ行くんだい?」
 その男はりんごをかじりながらスークに話しかけてきました。話し振りからしてもいじわるそうな雰囲気たっぷりでした。
「旅をしているんだ」
「なぜ? しかもそんな花を持ちながら」
「大切なひとを探しているんだ。このひとはミーシャっていうんだ」
「探しているということは、居場所もわからないのか?」
「うん。誰だかもわからないんだけどね」
「ハハハ…。お前さんの探しているひとが誰だかわからないだって? そんなので見つかるわけがないじゃないか。大体どうやって探すんだよ。無理だね」
「だけど、会ったらわかるかもしれないじゃないか」
「そんなのわかるわけがないだろう。お前さんは、その'かも'に賭けて長い旅をしているのかい?」
「あなたにはきっとわからないことでしょうよ」
「わかっていないのはお前さんのほうだろ。この世界の広さを知っているのか? この世にはたまたまだとか、偶然なんてありゃしないのさ。なあ、どっかに家でも持ってそこで暮らしなよ」
「偶然じゃないからこそ大切なひとに会えるじゃないか。いつかはさ」
「いつかを待つほど人は長生きしないぜ」
「次の瞬間かもしれないじゃないか」
「よく考えてみろよ。そんなことがあるならなぜ今まで長い旅をしてたんだ。それはおかしいぜ」
「……」
「だから偶然なんてないのさ」
「もういいよ。僕は行くよ」
スークは歩き始めました。男はスークに付いて来ながら言いました。
「旅の途中でひもじい思いをして、のたれ死んでからじゃ遅いんだぜ。そんなになってまで旅なんてしないでもっと人生を楽しめよ」
「そんなの全然楽しくないよ」
「人生はたくさん楽しい事があるんだ。お前さんが知らないだけさ」
「大切なひとを探すことのどこが悪い! 大切なひとと一緒にいられずにどうして人生を楽しめる! あなたにはわからないことなんだ。もう行くから話しかけないで!」
「そのうちきっとわかるさ」
「わかるもんか!」
スークは顔を赤くして大きな声で叫び、全力で走ってどこまでも進みました。息が荒くなってもう疲れて走れないと思ってもそれでもまだ走りました。

 やがておせっかいでいじわるな男の姿が地平線の後ろに隠れる頃にスークはトボトボと息を荒くしながら歩き直しました。そしてとても沈んだ声でミーシャに言いました。
「ミーシャ…。ミーシャは会えると思う?」
「わかりませんわ。でも私はスークのしていることが全然 間違っていることとは思えませんわ」
「いつかは後悔しちゃうのかな? いつまでも終わらない旅になっちゃうのかな?」
 スークはあの男の言葉にひどく傷ついていました。この旅の意味がないのかもしれないと思えばすぐさま足を止めたいくらいでした。ミーシャにはスークの気持ちがよくわかりました。ミーシャだってミーシャの探している大切なひとに会えるという保証はどこにもありません。
「スークはいつか、私が悲しい思いをしているときに一生懸命になってなぐさめてくれましたわね。私に歩くための足があったらよかったのに。そうすればスークと一緒に歩けるのに」
「……」
「あっ、そうですわ。きっとあの人にはスークの言っている事も思っていることもわからなかったのよ。そういう人もいるというだけの話ですわ。それはスークが悪いわけでもあの人が悪いわけでもないと思います。だから落ちこまないで、スーク」
 ミーシャは懸命に話しつづけました。
「ありがとう、ミーシャ。でもね、もし君に足があったら僕らは出会えなかったかもしれないね」
「そうですわね。青い空の中で生まれた夢も見られなかったかもしれませんわ」
「僕も時々、空の上にいる夢を見るよ」
「空の上? 空の上に何がありますの?」
「空の上には柔らかいぬくもりと青と白の光が。そして、その向こうには数え切れない星々があるよ。空の上も下も変わらないんだ。生命の洪水なんだ。…夢の話だけどね」
「私もそんな夢を見たいですわ」
「そのうち見られるといいね。夢ってさ、一体誰の記憶なんだろうね」
「それは自分のものではないかしら」
「でも時々 自分の知らないことを見たりしない?」
「忘れてしまったことなのかもしれませんわ」
「じゃ、僕の夢は失った昔の出来事なのかな?」
「私はそう思いますわ」
「そっか。じゃあ、またあの風が来るといいな」
「なぜです?」
ミーシャは不思議そうに聞きました。
「うん。とっても懐かしくて、心の和むメロディーだから」
「夢に出てきますの?」
「ううん。出てこないけれど、感じが似ているから」
「感じ?」
「感じ。色も匂いも違うようだけれどね」
「……」
スークは何を思いついたのか、急に足を止めてしまいました。
「ねえ、こっちの方向でいいのかな? 急にわからなくなってしまったよ。どこへ行ってももう何もなかったら?」
「どこかへ進まないと」
「そのどこかがわからないんだよ。どうしよう。今までどうやって僕は歩いていたんだろう」
 それはもちろんのことでした。風がとりとめもなく流れているように感じたのは、スークがとりとめもなく歩いていたからなのかもしれません。けれど、風がとりとめでもなくある目的に向かって流れているのではと思うと、たまたまや偶然では'大切なひと'には会えないような気がしたのです。
 しばらく二人は止まったまま、黙りこくっていました。ミーシャが静かで優しい声でスークに言いました。
「スーク。私が次の場所を決めてもいいかしら」
「え?」
「スークがわからなくなったら、私が決めるしかありませんわ」
「……」
「今、風が吹いてくる方向はどうかしら。あの風に会いたいのでしょう? 私はそれがいいと思いますわ。」
スークはミーシャを真っ直ぐに見てうなずきました。そして小さく笑いました。
「ミーシャ、ありがとう。そうするよ」
「誰でもわからなくなる時はあると思いますわ」
 本当にそう思いました。ミーシャは前にスークから風の曲がどこから来るのだろうと聞かれて、答えに詰まりました。だから今はあの風がどこから来るのかがわからなかったように、スークがどこへ行ったらいいのかがわからないのだろうと、そう思いました。
 スークはこのあとしばらくしてからあることに気がつきました。ミーシャと話しているうちにスークの沈んだ心が治っていたのです。スークは心の中でミーシャにありがとうと言いました。
 ミーシャにはスークが小さくほほ笑んだだけで十分だったのです。


◆花咲くミーシャ

 ある時こんな事がありました。あれは、おせっかいでいじわるな男に出会った後、その日の夜から次の日の朝にかけての事です。
 その夜、とうとうミーシャのつぼみが開く時が来ました。静かに寝息を立てるスークの側でミーシャは一人 不安な気持ちになっていました。
月の光に照らされ、ミーシャは少しずつつぼみを開いていきます。どんなに不安な気持ちになっても花咲く自分自身を止める事はできません。
(色だって違うのですもの。きっとバラではありませんわ。花びらの形も違いますわ。それに匂いだって。)
 そうやってミーシャは何度も自分に言い聞かせました。もう止まる事はできません。だからいくら心配してもしょうがないのです。けれどよけいに不安な気持ちになるばかりでした。もしバラのように咲いてしまったら、スークは悲しむだろう。そう思うとますます不安な気持ちになります。ミーシャは気分が悪くなって苦しみました。
その時スークの好きな曲を運ぶ風が来ました。
「あなた。また来たのですわね」
 ミーシャは小さな声で言いました。風は何も答えてくれませんでした。ただいつもの曲を静かに流してくれました。スークを起こしたい気持ちになりましたが、今の自分の姿を見られることが恥ずかしいので止めました。長い間 風が近くにいるようでした。まるでミーシャの事を心配するようにね。そう、それはスークが持っている優しさになんだか似ていました。
 (そうね。スークはきっと私がどんな姿をしていても、私を私として見てくれますわ)
 月の光と優しい風に包まれてミーシャはいつのまにか安心して静かに眠りました。

 その頃、スークの目の前にはダニーがいました。
「やあ、ダニー。久しぶりだねえ」
「ああ、ほら、ミーシャも喜んでいるよ」
「ウォンウォン」
「ミーシャ?」
「俺の犬の名前を忘れたのか」
「でもミーシャは、あれ。あれ。ミーシャは犬だったっけ?」
「忘れちまたのか? スークだってこいつのこと気に入っていただろうに」
「タ、タ…」
「タ?」
「タージャ」
 スークは頭が混乱して自分でも何を言っているのかわからないことを言いました。少なくともダニーの犬がミーシャではなかった気がしました。
「何のことだ?」
「おかしいな。ミーシャは、ミーシャは、誰だっけ」
「スーク。記憶がどうかしちまったのか」
「忘れたみたいだよ。どうしよう」
「さあな。なあ、俺も一緒に旅をしてもいいかい」
「え? 一体どうしたんだい」
「ああ、家を失ってしまってね。それに俺も探さなきゃならない人がいると思ってね。多分、スークの言う大切なひとのことだと思う」
 ダニーはあの時のようにスークをまっすぐに見つめました。
「眩しい光だ」
「太陽か。目覚めの時だね」
「ミーシャ? ミーシャは僕の大切なひとじゃないか。君の犬の事じゃない」
 そこでスークは目を覚ましました。
「ミーシャいるかい」
 スークは寝ぼけながら慌ててミーシャを探しました。ミーシャはいつもと変わらず目の前にいました。
「ああ、よかった」
「スーク、おはよう」
「夢を。ダニーがターボをミーシャって呼ぶんだ。あっ、ミーシャ! ねえ、ミーシャ。咲いているよ! ねえ!」
「昨日の夜に咲きました」
 ミーシャは恥ずかしがりながら静かな声で言いました。
「ああ…。君はこの世界のようにきれいだ。君はこの世界の美しさと同じなんだ」
 スークは深いため息をついてミーシャを見つめました。
「私はバラではありませんわよね」
「君はミーシャだよ。ミーシャはいつだってミーシャだよ」
「やっぱり」
「え?」
「何でもありませんわ」
ミーシャはとても嬉しい気持ちを押さえて小さくほほ笑みました。
「そう」
「行きましょうか」
「もう少し君を見ていたいよ。……いい?」
「えっ、ええ…。いい、ですわ」


◆海へ

 ある時こんなことがありました。あれはミーシャのつぼみが開いた後、スークとミーシャが大きな海へとたどり着いた時でした。
「わあ、ミーシャ。大きな海だよ」
「え、ええ、そうですわね」
ミーシャは小さな声で言いました。
「いつかさ、こんな海を見ていたんだよなあ…」
「そう、ですわね」
 またミーシャは小さな声で言いました。なんだか元気がないように見えます。
「ミーシャ…。どうかしたの? なにか変だよ」
ミーシャは小さな花びらを震わせながら言いました。
「ねえ、スーク。ここはあまりよいところではありませんわね」
「どうして? こんなにきれいで大きな青い海だよ」
スークはいつか見た海を胸の中で思い出して言いました。実際のところ、いつか見たことがあるのだということしかわかりませんでしたけれど、けれど胸が一杯になるような気持ちでした。
「私、この染みるような風、嫌いですわ。なんだか気分が悪くなってしまうの」
「そうなの」
スークはとてもとても残念そうな声で言いました。さざなみの音がとても心地よいのに、ミーシャは同じようには感じてくれない。そのことはスークにとって、とてもとても残念なことでした。
「ごめんなさい、スーク」
「いいよ。行こう。また、もとの風に戻るまでさ。あの山の空気のほうがミーシャには合うかもしれないね」
そう言ってスークは遠くに見える山を指して、そちらに足を向けました。
(私、なんてか弱いのかしら。いつもスークの足を引っ張ってばかり。この青はとてもとてもきれいな色だと思うの。スークの好きな空と同じ色ですもの。だからすてきだと思うのに…)

 スークはしばらく歩いていました。けれど、ミーシャの震えている様子を見て、なぜか急に前に会ったおせっかいでいじわるな男のことを思い出して突然走り出しました。
「スーク、どうしましたの?」
 スークはミーシャの声に何も答えず、黙ったままくちびるをかんで走り続けました。
 とてもとても辛くて、悲しかったのです。もうどこへ行っても自分の場所なんてないような気がして。もうどこへ行っても大切なひとには会えないような気がして。だから一刻も早くどこかへたどり着きたかったのです。
「スーク、ごめんなさい。ごめんなさい。私が悪かったのですわ」

 その時でした。また、あの懐かしの曲が聞こえてきたのです。スークはびっくりして足を止めました。風の流す曲ではなく、どこかから聞こえてくる本当の音です。
スークは走って息を切らせながら曲のほうへと近づいていきました。もし大切なひとに会えるのだとしたらもうこの風しか頼りにするものはありませんでした。段々と大きくなって聞こえてくる曲に胸がドキドキしました。小さな川の橋の上、ハーモニカを吹いている人。その人が吹いている曲でした。
「どうして?」
スークはかすれた言いました。ハーモニカを吹く人は曲を止めてスークのほうを向きました。
「やあ」
「あなた、その曲をどこで知ったのですか。僕、探しているんだ」
「探すって、この曲は誰でも知っている曲だけど。『青い広い海』という曲だ」
「青い広い海」
「そうさ。誰でも知っている有名な曲だ」
「じゃ、僕は何でもないものを探していたことになる」
「何でもないものではないさ。この曲がだれにも愛されるのはこの曲が良い曲だからだ。曲の名前なんて知る必要はない。心に染みる曲だからね」
 この人はゆっくりと落ち着いた口調で言いました。
「心に染みる曲…」
「一曲どうだい」
「はい…」
スークはいつも聞いてきた懐かしの曲に寂しさを感じながら聞き入りました。もう昔と同じようにこの曲が特別だと思えませんでした。スークは次に山へ行くと決めました。しかし、その次はどこへ行ったらいいのでしょう。何を探したらいいのでしょう。