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まばゆい真夏の終り

まばゆいばかりの真夏も終わり、気が付くと秋が訪れている。夢を見ているようだった。大学生活最後の夏休みが終わった。他の人より沢山学生を満喫した。何の不満もない。後は論文を書くだけだ。


大地の芸術祭への参加は日芸の歴史を1つ変えた。
あと3つ歴史を変える出来事を企んでいる。その内1つは順調にいけそうだ。
残りの2つは奇跡を起こすほどの運(+実力)が必要。


誰が想像しただろう。完全なる番狂わせの大穴。
(通常肉眼では見えない)7等の星が今、肉眼でも見えるほど輝きを持った星になろうとしている。
小学校から大学まで目立つ事はなかった。勉強でも運動でも芸術でも一番にはなれなかった。


本物と(本物を真似た)似せ物の差。メッキはいつか剥がれる。頂点に達すると次は落ちる。だが本物は落ちぬ。溺れぬ。沈まぬ。走り続ける。疲れを知らぬ。

あと1年。僕のあらゆる部分が露わになる。本物か本物擬きかが分かる。
正直恐ろしい。知りたくない。だが逃げてはいけない。どんな辛い現実からも目を反すな。
本物でなくても生きてはいける。いつか本物になるまで努力し続けるだけだ。真っ直ぐしか見ない。真っ直ぐ進みたいが為だけに。焦っているわけじゃない。一途なだけだ。自分の決めた約束を守ろうとしているだけだ。たった1つの約束も守れない男は何1つ、成し遂げられぬ。


過去の栄光におぼれたくない。
おぼれた彼に出来ることは喫茶店や酒場で過去の栄光を語るだけだ。飽きもせず、延々と。
言い訳をしたくない。何が悪かったからうまくいかなかったとか、こうすればうまくいったとか。昔はすごかったとか。


僕はすぐに栄光を捨てる。そしてまた走り続ける。
何も惜しくはない。何かを得たわけではなかった。僕は変わらなかった。成長はしたが、それは結果的に本性を強化したに過ぎない。
恐ろしい事はいつか気が付かぬ間に戦士でなくなる事。自らに誇りを持てなくなる事。過去の栄光に囚われること。




いつか月に行きたい。生きている間に月に行きたい。月に着いたら火星に行きたい。
僕が生きている間に銀河の外に行ことが可能だろうか。
人類初の宇宙美術家になりたい。あと10年くらいで叶うだろうか。