スマイルメイクプロジェクト

スマイルメイクプロジェクトの手伝いに行った。
撮影係として行ったのだが、福祉施設の都合で撮影は出来なかった。
そのため、本来の目的を果たせなかったが、元々子どもが好きなので、子ども達と遊んだ。


スマイルメイクプロジェクトの本来の目的である、メイクは僕には出来ない。そんなスキルはない。
だからスマイルの部分を選ぼうとした。


一回でも多く、みんなが笑えること。スマイル出来ること。
子ども達の笑顔が、自分の笑顔。リンクしている。全ては同じなんだ。
君の気持ちと僕の気持ちは同じ。


君たちが素直だから、僕も最大限に素直になる。
それが君たちへの最大の態度。すなわち、愛情。


愛情こそが、もっとも有効な薬。
現状を誤魔化さない。僕は僕が持っている薬を配る。
効くかどうかは問題じゃない。僕は効くと信じてる。必ず。無垢に信じる。効くと思った薬こそが本当に効く薬なのだ。


美術をやってきた。
僕のやってきたことは、僕の作ってきた作品は美術という言葉からは
かなり遠い。
友人達から絵が下手だとよくバカにされる。
器用な方ではない。うまい人は沢山いる。下手なのは認める。分かってる。
彫刻が専攻だったが、彫刻もうまい方じゃなかった。
技術は低く、無言のプレッシャーが自分にのしかかっていた。
だけど美術が好きだった。映像に逃げたわけじゃない。
好きなことに対してきちんと正面を向かないと続けられないと思った。映画が好きだった。いつか映像を作りたいと思っていた。
そして映像を続けている。映像も下手だ。よくバカにされる。
うまいものなんて何一つない。綺麗な映像、技術的にスゴイ映像を作る人はゴロゴロいる。アホほどいる。



いままで得たもの。それを誰かに分けたいし、共有したい。
未熟さは自分が一番分かっている。
謙虚にならなくても自分が未熟で、不器用で、下手くそで、何の役にも立たないことは分かっている。
だけど、時間は過ぎていく。何も待ってはくれない。出来ることをやるしかない。


それぞれが何を出来るか、何がやれるのかを考えて行動するしかない。


自分のことしか考えていない人の多くは他者に対して冷たい。
あなたはもう充分なスキルがあるでしょう?
なぜ分けようとしない?
なにが不満なのだ? 他者に対する不満を言うことでまた新たな不満が生まれる。
黙って世界を良くしようと行動している人の方がずっと尊く思う。
頭の悪い者ではなく、行動しない者が愚者。



笑顔を生み出す力。
笑いは悲しみの100倍の力がある。
僕は笑いの方にいたい。