女性と彫刻の話[美術]

その授業では前半、女性と彫刻の話。
後半は束芋の映像作品を見た後で感想なり、「にっぽん」のあり方や政治意識の話へと変わっていった。
女性と彫刻の部分についてはO先生の後期の所沢の授業のテーマとなるものなのだが、実際のところ、性についてや女性を中心とした彫刻についてのテーマはなかなか扱わない気がする。彫刻の中で(他のジャンルもそうかもしれないが)女性性について語られる時、結局のところ、男性側から見た女性のイメージで語られてしまう。あくまで男性が築いてきた彫刻観を中心となっている。
それがおかしいかな、と。
その女性性についてあまり語られないという部分についてはその女性に対する問題が問題意識として浮上していない部分に問題があると思う。すなわち問題になる前の問題で、議論の土俵の上にも上がってこないということです。
これまで歴史は男性が作ってきた(「力押し」の理屈で形成されてきた)。その歴史の負の部分をケアしてきたのは間違いなく女性です。
夫が食事して妻がその皿を洗う構図がいい例で、男が野心のさなかにいる間、女性は家庭を築き、子どもを育て、要は「守って」来たわけです。

現在でもボランティアに参加すると多数を占めるのは女性。
男が仕事や趣味に走っている間に。


今日の話。
女性の属性は「慈愛」
男性の属性は「博愛」

それはまとめすぎだろう!