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初夢への祈り

2011年3月11日のこと。
「今」に生きる全ての日本人が忘れてはいけない事。

東日本大震災が起こった後、震災をテーマにした作品を作り始めた。

社会的な出来事をモチーフにしたテーマで作品を作ることがどういう意味を持つのか。
それを作る権利が自分にはあるのか。
アーティストとして何が出来るのか。
震災後、様々な自問自答をし、しばらくは作品制作をしなかった。
2011年は創作の手がかなり鈍った。

自分にとって最も嫌なことは「何か問題が起こりそうだからやらない」という消極的な意味で行動しないことや、「面倒くさいから考えない」と思考停止になる事であった。

社会を無視するようにして何かを作ることも心苦しかった。
そういう時に自分の心の中の問題を作品のテーマにすることも嫌だった。

「お前のちっぽけな個人的な問題はどうでもいい」

震災後も相変わらず「彫刻の問題」や「絵画の問題」に腐心する人たちの話を聞いていて気が滅入った。

震災地に赴くようになって色々と考え方が変った。

息を吸っていること、心臓が動いていること。
家族が健全であること。
おいしいものが食べられること。美しい音を聞いたり、絵を見たりすること。
友人達との何気ない会話。寒い思いをしないこと。

今自分自身が普通にしていられることがいかに幸せであるかという事を感じ、2011年は懸命に生きた。
2011年は何かを作るスピードは落ちたが、自分の命をより意識する一年であった。

より多くの震災地の人が平常の生活に戻っていける事を、2012年の最初の願いにしたい。

今年制作した映像作品「初夢5」は自分の命を見直す作品となった。

2012年1月 三田村龍伸 


















「それでも僕らは生きていく 」 コラージュ 



















「それでも僕らは生きていく ―萌芽― 」 デジタルペイント 



















「それでも僕らは生きていく ―釜石元気― 」 デジタルペイント 



















「それでも僕らは生きていく ―釜石の小商店― 」 デジタルペイント 



















「それでも僕らは生きていく ―漂流―」 デジタルペイント 



















「それでも僕らは生きていく ―山田町大浦地区付近― 」 デジタルペイント



















「それでも僕らは生きていく ―大槌町旧市役所付近―」 デジタルペイント



















記録写真 



















記録写真



















記録写真



















記録写真



















記録写真





































その他、震災地を訪れた後の記録写真や映像を多数制作した。