取り戻し

自分の事を肯定できなかった人がいる。
その人は自らの損失を取り戻す事をミッションにする。
すべての人が恵まれていたわけではない。
損失を感じた人の生き方をある人はまた否定するだろう。


一流ではなくても、正しくなくてもいいんだと、言う人が必要だ。正しい人だけ生きているわけではない。
僕は懸命に落ち葉を拾う。必要とされなかった人にあなたは必要なんだと言い続ける。
正論であればあるほど僕は疑う。その背後に見捨てられた人、差別された人、見下された人、切り捨てられた人、レールに乗れなかった人がいる。
不器用な人がいる。内気な人がいる。弱い人がいる。


(一見そう見える)正論は強者の理屈が働いている。


どんなに正しくても僕は僕の大切な人の方を守りたい。正しいかどうか、常識的かどうかではなくて。


自分の友人や家族が困ったらどうする?誰が護る?



声高に語るな。
批評家もどきになるな。
不平不満の一つも言わずに今日に感謝して生きる人がいる。
なんて尊い事か。静かに、穏やかに、ゆっくり地道に積み上げて行く人がいる。
誰かが壊したものを直して回る人がいる。なんて尊い事か。


目立たなくても立派な人はたくさんいる。目立っているだけで不遜な人もいる。人は目立つ人にばかり注目するのだ。世の中面白い。

発見の連続。
明日は何を見つける?