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大海

瀬戸内国際芸術祭の現地説明会に参加。知っている人はフラムさんしか居なかった。完全なアウェイ。
フラムさんも尊敬している人だから気軽に話しかけれない。もっと恥じらいを知らなければいいのに。

香川は、高松港を出発し、男木島、女木島、豊島、小豆島の4島を回った。


知り合いもいないので最初の方はほぼ無口で写真やビデオを撮影しまくっていた。
途中から少しずつ回りの作家と「どこから来たんですか?」、「どんな作品を作っているんですか」などと話し始め、少しずつ話をしていった。
アウェイだから新しく知り合いも出来た。今年の大地の芸術祭に出す作家、ゲイサイに出品していた作家、、その他活躍してそれぞれ頑張っている作家。新しい出会いがあっただけでも行く価値があった。
瀬戸内は暑い。本当に暑かった。一日中汗をかいていた。着替えを持っていってよかった。
人口二百人しかいない男木島、女木島が特によかった。胸を締められるような気持ちになった。
時代の風化を身に纏い、それでもなお今日を生きる。
老齢に達して、きちんと生きてきた人だけが持つ雰囲気がある。
その雰囲気を感じるだけでその人に対する尊敬の気持ちが湧く。
人口二百人の島は確かにそんな空気を持っていた。
僕に何が出来る?残り少ない時間の中で懸命に考え続けようと思う。自分の為だけじゃなくて誰かのために美術をやりたい。
大地が教えてくれた。
大海も教えてくれるだろう。「大地」の次は「大海」で映像作りたい。


高松に帰ってきたのが五時少し前だったように思う。
高松の銭湯360円でサウナ付。破格だね。浴槽が汚かったけど。おばあちゃんが寝ながら番頭してたから合格。
かいた汗を洗い流し、夜のバスを待ち、また東京に帰る。第二の故郷へ。


海老名が故郷。練馬が第二の故郷。妻有が第三の故郷。
瀬戸内が第四の故郷になることを祈る。


異なる地域には異なる時間が流れている。
それぞれの地域のそれぞれの空気感が好きだ。
日本が好きだ。特に田舎が好きだ。


少年が自転車でこけていた。
そんな日常風景を愛せる。