制作の中の厳しさ

映像が終わっても、音楽が終わっても編集作業やオーサリング作業が残っている。プレス作業が入る。
ジャケットやその他、印刷物の作業が残っている。だからもっと早く終わらせなければならなかったのだ。
監督として厳しく時間を管理出来なかった。悔やむね。厳しさは制作の中にいつもあってそれを分かっていたはずなのに。
期限を守れないのはプロ失格だ。自分が学生だとか、言い分けはしない。プロかどうかは自分の意識の高さによる。約束を守るのはプロ以前の人間としての問題。
金をもらっていようがいまいが、自分を誤魔化すようになったら終わり。
人は騙せる。自分も騙せる。
自分を騙すようになったらもはやアイデンティティーはない。本当の事はない。日々流されていくだけ。やがて自暴自棄になる。


今ならまだ何とか修正が効きそうだ。自分次第で。
大地の芸術祭まであと18日。
11日に大地の芸術祭ガイドブックが出る。土曜日か。買いに行けるかな?


また高松に行く。また狭き門に挑む。次の勝負は本当にキツイ。世界の強豪が相手だ。並み居る日本を代表するアーティストが選抜されてくる。
募集の枠も少ない。将来性より、即効性(著名な)のある作家が優先的に選ばれるだろう。
だが、やると決めたらやる。どんな結果であれ。今回が次回につながればいい。


夢はある。僕はピエロ。マジシャン。ファンダジスト。
希望もある。したいことはずっと変わらなかった。
未来もある。きっとある。