ただ、生きる喜びを体で表してみること。
ダンスを踊る。
うまいも下手もない。ただ我が身が細胞の動きに従うのみ。
生の躍動は自然とダンスになる。
そこには恥ずかしい事などない。
その躍動を見て、恥ずかしがることの方が恥ずかしいのだ。


僕はたまたま自分の生育環境からダンスを学ぶ機会なく育ってしまった。
全ての選択肢を見据えたわけでもなかった。自分の恥ずかしがり屋の性格から意図的にダンスを選ばなかった。
だが踊ることが人類にとって最もポピュラーな楽しみであった事であり、これからもそうである事は理解している。