映画、[鳥]を見る

アルフレッド・ヒッチコックの有名な作品です。
とはいえ、今まで見たことがなかった。なんというか、奇妙な作品ですな。鳥が襲ってくるタイミングとかに法則性がなくて、襲ってくる時と見つめている時があって不思議な時間が存在する。普通だったらこの後軍隊が来て鳥達を撃ち殺すのだろうけれど、映画の中でそれは語られてないんです。謎を残したまま終わってしまう。
最後の主人公が乗った車が去っていくシーンは本当に気味が悪いです。めっちゃ、不気味です。
サインを作った監督、ナイトシャルマンはヒッチコックの映画にもろ影響を受けている(シャルマン自身、言及している)なというのがこの「鳥」を見ると分かります。最後の方のシーン、主人公達が家にこもるシーンはサインに殆ど同じシーンがあります。
「サイン」は最後に宇宙人が襲ってきますが、「鳥」では中盤から襲ってきます。サインは最後まで宇宙人が襲来するドキドキ感を溜めて溜めて溜めて開放させる。「鳥」では途中から開放してドキドキ感を持続させている。