伝えること

最近思っていたことがあります。
彫刻をやった人は後輩たちに自分がやってきたことを「伝える」必要があるのではないか、と。伝えることが良いことか悪いことか、役に立つか立たないかはやってみないとわからないことです。しかし、伝える側には伝える義務があるように思います。
今の時代、人々が語り合い、分かり合うことが前にも増して重要になってきたように思います。社会情勢もそうですが、彫刻という世界の中でも重要になってきたように思います。
言葉が相互理解のための最高の道具であるからずるい と怖がらずに、人々が語り合う必要性を感じます。それは人と人が作品のみで語り合う事とまた別の意味があると思います。それに単純な話、後輩にとって先輩(先生)の話を聞くことはとてもいい刺激になります。先生方の思う以上に先生方の話は後輩にいい刺激を与えています。


彫刻家は死んでも作品を残します。でも「人間」は残りません。その人間が伝えるべきこともまたあるのでは? と、考え出した現在