<忘年会>
江古田ユニバース代表の三田村です。
先日、江古田ユニバース忘年会を行いました。
年の瀬で忙しかったためか、参加人数はあまり多くはありませんでしたが、その分一人一人とじっくり話すことが出来ました。
年末ということで、江古田ユニバースの全体的なことを少し書こうと思います。


今年で江古田ユニバースも4年目を終え、次年度から5年目の活動となります。
毎年少しずつ前進しているつもりです。その時その時に持っているカードで勝負をしていっているつもりです。
任意団体ですので、その年その年の目標を自ら設定し、運営していかなければなりません。
たとえ目標を設定しても、先が見えないか、どれだけの所まで達成できたのかと、自問自答が繰り返されます。自己反省の部分が強ければ、その分悩みも深く、毎年綱渡りをしているような、感じがします。
活動2年目以降、とある助成金を受けて活動してきましたが、規定により、来年以降は同じ企画としては助成金を受けることが出来ません。ですから、来年以降は別の助成金を受けるなどの工夫が必要になります。
ある助成金は非常に競争率が高く、応募したからといって必ず受かるわけではありません。このような意味でも綱渡りのようなこれまでの活動だったのかもしれません・・・。


僕が生きてきた三十余年の間だけでも、人類全体の技術革新が止まりません。電話は固定電話から無線の子機になり、携帯電話になりました。携帯電話は何年か前のパソコンと同じような性能を持ち、インターネットは世界中の情報の距離を一気に縮めています。お金はカードに取って代わり、一部の場所では現金を持つこと無しに生活することが出来ます。車もこれからは半自動または自動での運転が主流になっていくでしょう。
このように技術革新が続いていますが、このような世の中は人々にとって本当に「幸せ」なのかという問題を突きつけているように思います。ニートや鬱、自殺などの数が高まっているこの時代、「わたしが生きること」の意味が希薄になっているのではないか。
今日食べている食事もテレビやインターネットで見ている映画やアニメなどの番組もなんらかの生産者がいて初めて成り立っているもの。生産者や新たな価値観の創出者は世の中の一定の割合で必要だと思います。
特に芸術活動というものは経済活動とは全く別の価値観があるものだと思います。
どのような職業でも、世の中の役に立っているか、何らかの役割を持っているはずです。私の場合、長らく学んできた芸術の技術・知識を役立てていくことがこれまで学んできたことを生かすことに他ならない。そのような意味で、責任感を感じ、活動をしているのです。
毎年関わるスタッフ、アーティスト、地元の方の組み合わせに変化が起こります。ですから、忘年会のような、展示以外でも集まれるような機会を大事にしていきたいと思います。
来年も今年以上によい年になりますように・・・。

エコユニ 三田村