ずっと仏教的と言われるのが恥じらいだった。
けれど今は誇りに思える、思想を身に付ける事の難しさを知ったからだ。
今は誇りに思う。
過去に否定していたものを受け入れられる事が私の成長なのだ。自分の拙さも成長も一先ずは認められる。
その事を緩やかな変化として認めたいと思う。
他者のいかなる評価を差し置いて。
結果は死ぬまで分からない。だから求めぬ。何も求めぬまま、突き進む。無謀だろうが、無知だろうが、非常識だろうが、私は私の信じる道を進む以外の道を歩めない。
だから途中途中でバニシングポイントを作りながら進むのだ。道を作り、道は消え、また作る。そのうちにまた新しい道が見つかる。
物事は繰り返しながら緩やかに変化していく。
特異点を結ぶ次元が何かなのかは私には分からない。
だから科学が解決してくれ。私は進む以外の道を見つけられない。


袋小路の道かもしれない。だが進む以外の道を見つけられない。
ひたすらにひたむきに進む以外の道を考えられない。
悲しき定めにも逆らえない。


僕の人生は3分の2遅れている。
その遅れは取り戻せない。その上で何が出来るだろうか。
ライフとライブが重ならなかった。僕は自分の命をどうにかしなくてはならない。
ライブに変換しなくてはならない。せめてもの報いのために。
吉かどうか。
私は吉かどうか。
私はあなたにとって吉かどうか。
私は全力でライブすることによってライフする。
お返しが出来るはずはない。受け取ったものが多すぎる。
反逆など出来るわけがない。
私は反逆ではなく、一人王を目指す。



一人の暴君が独裁になろうとも、私は王を目指す。
生きることを取り戻すため。すなわち、自分を活かす旅。果てしなき旅。
虚しき孤独な旅。
避けては通れぬ旅。皆が歩いた道。
ゴッホが歩いた麦わら畑を今、歩きたい。
拳銃で邪魔な小鳥を追い払うのだ。
自分を撃つかもしれぬ恐怖を抱きながら。