最悪を最善に変える

最悪の時こそ、人間の器を試される。最悪を最善に変える方法がある。
一つは自らの血族の積んだ徳。
一つは自らの積んだ徳と幸運を呼び込む才能。
そして(サヨナラホームランがあるように)決して諦めないこと。平常心を失わないこと。


前半は最悪な時もあった。それは全て不徳の致す所。
だからさらに徳を積む。そして幸運を呼び込む才能を強化する。



歳を取って、哀しみを覚えた。人の痛みに敏感になった。それこそ成長の証。深みを目指す。深い所にしか住まない生き物がいる。
知らない事を知った振りをしたくない。自らの無知を知る所から知が始まる。
止まる事のない感動と、好奇心が訪れる。



軽蔑からは学べない。人を尊敬して初めて学べる。
沢山、尊敬出来る人に会いたい。
人を軽蔑するという行為は自分自身の軽薄さに他ならない。他者を受け入れられない、器の小ささ。
小さい器には何も入らない。
人を尊敬する事で器が大きくなる。器が大きくなる事でより、他者を尊敬し、受け入れられる。



今日は本当に素晴らしい日だった。明日もきっとそうだろう。
運が戻りつつある。



手相の中からラッキーフィッシュが逃げずに居続けてくれる。
感謝。


最悪の時を乗り切れ。落ち込む暇はない。
自分に期待してくれる人がいる。応援してくれる人がいる。
そういった人たちを裏切るな。結果を残す事で応えろ。



折れない、曲げない。
それは堅さではなく、柔らかさ。
柳のように、そよぐ。他者をくじくのではなく、他者に譲る。
欲しいならくれてやる。持って行け。
また僕は得る場所を探す。
そのたびに大きくなる。それを知ってる。何も惜しくはない。
他者のものを奪わない。与えるのだ。



太陽のようになりたい。
大地のようになりたい。
大海のようになりたい。
恵みの存在。人に恵む事でより、自分が巨大になる事を知っている。
より強くならなければならない。沢山得なければならない。



他者から奪って、さらに軽蔑する人がいる。
その様な人は最も軽蔑されているのです。
あなたの小ささに、哀れんでいるのです。
あなたは自分を心配してくれる人さえも軽蔑しているのです。
だから無視され、孤独なのです。



大地の芸術祭、プレオープンイベントの日。
オープニングツアーが前日から始まっている。


次のステージに辿り着いた。
大学では全く認められず、芽が出なかった。
だから外で活動しようとした。
外に出れば出るほど大学生活との乖離が始まった。
大学は好きだった。今も好き。
大学に通う途中の電車の中が好きだ。
まどろむ意識の中で電車の音を聞きながら、大学に通うのが好きだった。
だが、いつかは外に出なければならない。
何時かやらなければならない事のために、今を生きた。
未来のために今日を大事にしてきた。


そしてようやく一つ階段を上れた気がする。
賢いタイプではなかった。クールでも、スマートでも無かった。愚鈍で、不器用だった。ぶつかってばかりで中々前に進めなかった。審美眼がなかった。


心の中で強く想い続けること、
どこに向かっていいのか分からないままがむしゃらに走り続けること。
そして努力を続けた。
なまくら刀の様だったが、研ぎ続けた。


厚い壁を一つ破った気がする。
今はただ、深い感謝をしている。僕と一緒に生きてきてくれた多くの人たちに感謝している。
深い感謝を胸に抱いている。