もっとも理想的なものを想像する事

時間をいくらかけても最後の最後でイメージしたもの、実現したかったものへの強さが立ちはだかる。
時間の厚みはいい作品を作るのにかなり大きな要素になり得るが、充分ではない。
完璧な器を作るには適した技術を持つこと、丁寧に打ち込むこと、そして理想を持つこと。
アイディアの語源はイデア。最も理想的なものを思い描く事。


作品の良し悪しをクオリティーでしか語れない人がいる。
悲しいね。あなたがあなたらしく居ればいいのに。そのままのたたずまいでいいのに。
見方は無数にあるのに。感じ方も、生き方も無数にあるのに。
「らしさ」を捨ててどこに行きたい?過ぎ去った過去の誰かになりたいの?偉人や英雄になりたいの?
強さは他人を挫く事ではなく、自分を貫く意志の力。
世界中の全てが反対したら自分がユニークだと思えばいい。創作におけるユニークさは最大のオリジナリティー。貫くとはそういうこと。



僕には想像力が足りない。今しか見てない。打ち込めば打ち込むほど無力さを味わう。
自分の作品をいいと言えない。まだ足りない。満足しない。
まだ良くなると思える。成長は止まらない。変化し続ける。
想像力を鍛える。いつも誰かの顔を思い浮かべてる。視覚の思考を続ける。


大学生の時から作りたいものしか作らなかった。課題はあっても、ないようなものだった。 どうしても自分の課題をクリアしなければならなかった。そうしなければ前に進めなかった。
いまも変わらない。


一つの終わりは次の始まり。
道は続く。終わりはない。
来年の予定も決まってきた。未来の自分は今のまま、約束を守っているだろうか。