遅い
博愛に憧れてきた。
だから、僕の毎日は憧れと今の自分自身との比較になる。
それはある日、惨めで、悲しくて、孤独で。
でも重ねた時間と、その方向性がいきなり大きな力を持って返ってくる時がある。
年齢や、身分を越えて、人に頼られる時がある。
それは嬉しい事だ。美術は実用性に欠けるから。
人の役に立てる事は嬉しい。美術の出来にくい事を出来るから。
現実に生きる事。
制作の中で生きている事。それらの隔離。
自分の頭が混乱する。
デジタルでもアナログでもない。
妄想でも、想像でもない
きっと誰かと関わりを持ってる。
自分の肉体を通して、やりとりをしている。
もっと高速で考えろ。
動き続けろ。
光になれ。
ああ、遅い。
遅すぎる。
いましばらくは晴天と共に歩もう。
貴方の人生と自分のを重ね合わせる。
不屈の精神を持ちたかったのだな、晴天よ。
そして私も。