演じる人

暗くなっても笑っていると、その人の心は全く分からない。
やはり演技をする人は苦手だ。


演技を繰り返すと、演技している自分にすら、
それが自分なのか、何なのかが分からなくなる。


自分に対する嘘、他人に対する嘘。
それは両方同じ意味になるのではないか。


葛藤する事は恥ずかしい事か。
人との距離の取り方が分からなくて、発言や行動がフリーズする事もある。
好きな人を極端に怖がったり、拒絶したりすることもある。
それも人間が持っている立派な感情ではないか。
単純な人間であれ、複雑な人間であれ、誰もが持っている矛盾や葛藤などがある。


ある時は自分の防衛のために演技。無かった事にする。鈍い人間の振りをする。
ある時は他人をだますために演技。それも自分の防衛につながる。


しかし、それは他人に対する諦めの印にもなる。
どのような生き方であれ、様々な生き方の一つ。


生き方を変える難しさ。人は人に強要できない。
何かを言う事も出来ない。誰もが自由で、誰も誰かを縛る事は出来ない。
変化をするのは難しい事。


だから変わっていく事の方を考える。
何を変えていけるのか。
それは成長。生きるという事。