彫刻の全て

彫刻は全ての現象を表す。
テーマは無限に存在する。
人間や動物などの形を写す。
歴史を残す。
忘れ得ぬよう、文字と絵を刻む。
感情を表す。
概念を表す。
真理を表す。

実際に存在する形を写すことから形としては存在しない概念を形に起こすことまであらゆる努力がなされる。

また光や水などの変化し続けるものを素材として扱うこともある。
また最新の機械を使うこともある。

インスタレーションやパフォーマンスのように複数の物体や自称を媒体にすることもある。


すなわち、テーマも素材も無限なのだ。
一人の人間がそこから何かを選択し、作っていく。
なんとちっぽけな存在か人間とは。



彫刻を勉強する中で僕はあらゆる物や事の中からあらゆる可能性を見い出し、何一つ制限を加えないという発想を得た。
これが僕の考え方の基本になっている。
これによって僕は力を持つ。高レベルの好奇心と低温発熱を維持する。


永遠に飛び立つための翼を作る。