いつも自分を励ましている。

弱さを悔やむのではなく、弱いがどうかを判断の基準に入れずとにかく脇目ふらず、走り続ける。
そうやって行動し続けることが励ましだった。
いつしか自分と向き合い続けるのを止めた。自分の感情がなんだというのだ。

自分と向き合う時間をもっと違うことに使いたかった。

ある意味、それは冷徹。それは強情。それは無感情。

本当は強くもない。ひた向きさで我を忘れようとしているだけ。

だからこそ、だからこそ。前向きに。前向きに。
ただ前向きに。
ひた向きに。