水を運ぶアートワーク 企画書


○コンセプト
雨が降る。雨は山に染みこみ、もしくは木が根本で水を吸収する。そして時間を
かけながら川や湖や池に流れる。時には地下水として保存される。
海まで流れていく水も川や湖に流れていく水も生物に取り込まれる水もやがては
蒸発する。そして雨になる。水は地球の中で個体、液体、きたいと様々に形を変
えながら循環を続けている。
 その水の循環を人間の手によって人工的に行う事により、自然状態で行われる
際との差異を感じる。例えばエネルギーの違い。例えば偶然性の違い。例えば経
路の違い。
 水の冒険。人間も冒険。


○期間
2008年8月下旬から9月上旬にかけてアートワークをやるもの同士の都合を合わせ
て決める。時間はビデオ撮影の関係上、日中に行う。


○アートワーク場所
神奈川県各所、相模湖。
集合場所は海老名駅か?アートワーク参加者同士で決める。


○アートワークの進行
1、神奈川県の各地域を巡り、水を採取する。水をペットボトルなどに入れ、ラ
ベルを付けて(どこで採取したか明記する)おく。
2、水が海に流れていく経路の開始地点としての象徴、相模湖にそれらの水を放
流する。水の循環の象徴として、各地で採取した水を混ぜ合わせる。
3、放流した水(相模湖)の中に入水するパフォーマンスを持ってアートワーク終
了。人と自然(各地で採取した水と相模湖・人と水)が一体化することを表している。


○必要な道具
・ペットボトル20本ぐらい
・ラベル(ペットボトルに書く用)
・map(必要であれば)
・水着(入水の儀)
・カメラ、ビデオカメラなどの記録機械。


○予算
10,000円以内
ガソリン代、ラベル代など
※予算は参加する人間同士で折半。