新しい伴侶

新しい伴侶が私の元にやってきた。
浮気の話ではない。
古いものは私にとって、致命的なダメージになる。常に新しいものでなくては最新の仕事が出来ぬ。
彼女には悪いがそれも宿命だ。彼女も分かっていたはず。いつかは別れる日が来る事を。
昨日、午前中に起こされた。それは宅配員のドアをたたく音でだった。
新しいノートパソコンが到着した。スカイパー展に間に合わなかったちょっとドジなこのパソコンは、龍伸史における定番のソニーバイオだ。
バイオシリーズを買うのはこれで四台目になる。
いつも変わらぬ興奮!バイオはいつも僕に興奮を与えた。そして胸の苦しみを与えた。
それはパソコンに彼女と呼ぶにふさわしいと思う。

このパソコンは4、5年使おうと思う。一台パソコンが余るのでそれはレンダリング(出力)用にしたいと思う。いままで仕事に支障が出るので出来なかった事が出来るようになる。一週間や一か月の計算を要するようなレンダリングが可能となるのだ。
新しいパソコンはほぼフルカスタムをした最高のマシンとなる。その期待感と同時に古いパソコンを酷使出来るという期待感(実験しまくり)。

これから楽しみだ。