夢を見た。
国弘(友人)と大阪で午後5時に待ち合わせ
なぜか、バイクと自転車を持っている。
時計は6時半。まだ来ない。
メールをしても電話をしても返事がない。
困った。大阪の地理には詳しくないし、会う予定の人にも会えない。
しかも、僕はバイクの免許を持っていないのだ。
お金もないので、これからバイクで帰るしかない。
バイクの練習をしながら帰らなければならない。
急に兄の顔が浮かんだ。
兄はとてもバイクが好きで、しょっちゅう乗り回していた。
僕もバイクに乗りたかった。ずっと乗りたかった。
僕は今練習しなければならない。


野外作品があるように思えた。
鉄で出来た、なにやら奇妙な作品。
高低差があって見えにくいので、近付いてみる。
写真で激写してやる。
俺の愛機が火を噴くぜ。
近付いてみると、それはホームレスの人が自分の家を自分で作った結果、
完成した作品だった。
それは家だったが、遠目で見て、作品だと思えるような美しさと現実感の無さ。
感動を覚えた。
だが、カメラは手元にない。いつでもどこでも持ち歩いているはずのカメラが手にない。


僕はカメラもない。
バイクも運転出来ない。
僕は東京に帰れるのか。


段々と暗くなってくる。
7時。
友達からの連絡は来ない。


寂しい夢だった。