うぶすなの家

今日うぶすなの家について書こうと思っていたが忘れてたので書こうと思う。
うぶすなの家がある、願入(がんにゅう)という地域は十日町の北側にある地域。十日町駅から車で二十分ほど走った所にある。その集落はたった五件しか家がないのだ。だからたぶん人口は20〜30人くらいしかいないと思われる。
2006年の大地の芸術祭が終わった後、恒久設置作品として残ったのは二作品。そのうちの一つがうぶすなの家になる。
そこに住む人達にとってこの作品はただの芸術とはまた違った意味を持つ事は明白だった。
願入を忘れ去られた地にしたくない。願入を忘れないで欲しい。
そういった願いを地元の人から感じた。
今回、ひなまつりと掛けて企画されたうぶすなの家のオープンと、このイベント(芸術祭作品観賞ツアー)は願入の人達の願いを見る思いがした。
地元の人の印象的な言葉「ただ作品を見るだけじゃなく、願入の魅力を知って欲しい。若い人がここに住んで欲しい。お前さん嫁もらってこっちに住め。
私は芸術祭に期待している。だから老体に鞭打って頑張っている。次回の芸術祭でもこの地域に作品入れたい。お前さんここに作品置かないか、丁度近くの学校も使われなくなるから」と。
大地の芸術祭に批判的な人もいるが、希望を持っている人もいる。僕は希望を持っている人のために応えたい。
さて芸術に何ができるだろう。