ジャンルは違えどみんな作家です。
作ってきたものもそれぞれです。
しかし、僕は皆さんの仕事を見てきました。
皆さんはそれぞれ本当にいい物を持っていますし、
それぞれ個性的な才能を持っていると思います。
みんなが今まで作ってきた作品より質の低いものを作らないように、と僕は言いました。


季刊誌という、今まで皆さんが接してきた作品とは違うメディアで発表する事になります。
それでも皆さんがいい物を作れると思ってます。
ジャンルが違うから、素材が違うから、という理由でいきなり作れなくなるって事はありませんよね?


去年のあの状態でOKを出すのは
皆さんの才能をバカにしているように感じました。
皆さんはもっともっともっともっと出来るはずです。

だから、いい物を一緒に作っていきましょう!

若いから失敗したっていいじゃないの。
未知への挑戦の方が価値がある。
失敗を恐れて挑まないよりは。

僕は最初、自分が一緒に仕事をしたい人に声をかけました。
年齢も専門も考えている事も違う人々。
でも何か持っていると感じて、一緒に仕事をしたいと思って声をかけました。


今、森塾は始まったばかり。
何をこれからやろうか、どうなっていくかは誰にも予想がつきません。


たかが季刊誌?
そんな事はない。
これは僕たちが挑む「未知」への第一歩。


これからそれぞれ作家を目指す皆さん、
紙媒体で自分の考えを出せなかったら、どこで出せますか?
作品なら出来ますか?
そうじゃない。
この季刊誌が作品なんだ。

作品にしよう。



熱い志を持って取り組んで欲しい。

それぞれ
今、自分の大切な人生の一時を過ごしている。
今、このメンバーでしか出来ない事。
今の自分達でしか出来ない事。
一緒に考えていきませんか?


読み物としてのエンターテイメント性?
そんな事は二の次でいい。
本当に自分が言いたい事。考えている事。
真剣に立ち向かっている事。願い。祈り。


超個人的なものだっていいじゃないの。
頑張っている人をバカにするくらいなら、
バカにされても突っ走る方がいい。
突き抜けたいんだ。


ただ、ひたすらに走って、走って、
気が付いたら周りに誰もいなかった。
そんな事を想像してみて下さい。
突き抜けるってそういう事。


他人に理解される事?
他人に否定される事?
そんなこと考えなくていい。


そんな事、考えて恐れなくていい。


今、全力で立ち向かえなかったら、
一生立ち向かえないかもしれない。
二度と訪れないチャンスかもしれないと、いう気持ちで。
取り組んで欲しい。



これらの事を踏まえて
もう一度、もう一度
それぞれ推敲した「記事」を
次回の会議に持ってきて欲しい。