9日目。ブルジバラジネ2日目

昨日は熱が37.9度という高熱が出たのだが、抗生剤を飲んで、氷をわきの下やでこなどにおいて冷やしたので今日は35.7度まで下がった。
おなかの調子が少し悪いだけだったので休まず美術指導をすることにした。
せっかく遠い日本から来たのだ。何をすべきか、自分は分かっているはずだ。
ブルジキャンプに着くまでは福山さんのお手伝いをする役の予定だったが、そこまで調子が悪くないので通常授業の先生にスライド。
自分でも回復が早くてびっくりしたが、若さの力ですな。
昨日授業を休んでしまったので子どもたちと距離があるような気分。
クラスはシャティーラの時と同じで3つに分かれていた。
福島君が担当している油絵クラス、上條さんが担当の中間クラス、中村さんが担当の一番年下のクラス。
自分は昨日休んでしまったので居場所がなく、福島君と上條さんの教室を行ったり来たりしていた。


最初に感じた違和感は子どもたちとの距離感だったが、実際に接してみると、シャティーラの子どもたちより集中力がないということに気がついた。
何かやるにも前向きな気持ちになれない。やる気が起こらないという子がいる。
しかし、なんでも子どものせいにするのはよくない。
どうやったら子どもの興味を沸かすことができるか、それは教える側のやり方の問題になるだろう。

生徒の中でもファーティーマの集中力とやる気にはびっくりした。
ファーティーマは過去の記録集にも載っていたし、2005年のアートキャンプの時に中村さんや上條さんから話を聞いていたので知っていた。
そのような話を聞いていてしかも同じ教室の中で授業をやっていたのに最初気がつかなかった。
2年という時は長い。子どもはその間に驚くほど成長を遂げている。