6日目。シャティーラキャンプ2日目

本日はバスが9時に来る。
8時30にバスが来ると思っていたので拍子抜け。
一日が大変になる予感がした。
シャティーラキャンプに着くと、もう子どもたちがベイトの前で待っていた。
早々に準備をして授業をはじめる。
本日も昨日に似た展開でこちらでは3つの授業を用意したが二つの授業しかできなかった。
それは子どもたちが丁寧に仕事をするようになったのだと好意的に解釈すべきか?
2度目参加の自分にとっては判別がつかない。
それとも単純に授業の時間が短くなっただけだろうか?
色々な面でベイト側も私たちも効率よくできるようになったということか。

午前中一発目の授業は花(もしくは植物)の絵。
花や植物は形が結構複雑なところがあるので描きたくても描けない、どう描いたらいいかわからないというジレンマを持ってしまう子がいた。
特に女の子は上手に描きたいので下手な出来を見て消してしまい、描く気が失せてしまうという子もいた。また、どう描いたらいいか分からないという子もいた。よく観察をして描けばいいのだが、アプローチの仕方が分からないというか。知覚の問題になってしまうのか一つ一つの部分が見えていなければそこを描くことができないのだ。

細かい作業になりがちなので結局お昼近くまで花の絵を描いていたのではないだろうか。
午後はバッグ作り。
こちらのほうが幾分か花の絵よりも短時間でできることもあって、集中力の切れてしまう午後の授業に当ててよかったと思う。
ただ、箱型を作る際にのりしろ部分を作ったり、ふたの部分を作ることがその仕組みが分からない子がいて手伝う時間がなくて大変だった。

福島君は昨日油絵をできなかったので、
今日教えられた事が嬉しかった様だった。
見ていると油絵コース(一番年上のクラス)は大変そうだ。
昨日できなかった上に、今日だけの参加の人もいて、技術的な部分を教えたいと考えている福島君にとっては拍子抜けだったろうし、考えていたことと現実の差が出ていることだろう。

授業終了後、昼食をとり、その後、カセムさんがキャンプに来て、子どもキャンペーンのスタッフと合流してミーティングをする。
主にカセムさんが話をして、日本人が質問をする形だった。
帰ってきたのは4時半。とても大変な一日だった。

上條さんが調子を悪くしてしまったので福島君はゼナを、僕はキューピーコーワゴールドを上條さんをあげた。