あと5日で2006年が終わる。
今年は様々な面で自分のしていることが社会とつながりを持つようになってきた。大学の中にいながらパレスチナのハートアートプロジェクト、国立博物館インターンアップリンクデビュー、脱皮する家など校外へと出て行きつつ大学を拠点とした。
それらはむしろ大学にいたからこそ出来たのかもしれない。
その他に校内では自分の制作(と論文)をしつつプリミティ部結成。今年は江古田から所沢に移り、随分と回りの顔触れが変わった。それゆえにプリミティ部は人間関係の形成にも大きないい影響があったし、とても有意義で楽しい時間が過ごせた。
コンクールはハチミツの文学と海老名文学賞に応募。どちらも落選してしまった。
文化庁メディアアートも応募したが、落選。
しかし自身のしていることを自覚し意識をする点においてとても大切な行為だった。
文化庁メディアアート祭にはFM龍伸堂を応募した。今年FM龍伸堂を始めた事は自分にとってとても大きな事だった。いままで習得して来たパソコンの技術(といっても大した腕ではない)を遊びとして昇華したかった。
それは止める事のできないという果てしない戦いを始める為の決心が必要だった。
ラジオを始める事によって私が今までかかわってきた言葉の世界が新たな地平を見せ始めた。
それらの「言葉」は音楽であり、流動であり、即興であり、人と人を生き生きさせるものだった。
本に書かれている言葉とはまるで違う。
ラジオの言葉は新しい言葉の世界を私に見せてくれた。書き物をしているからこそそれらの違いを意識し、お互いを大事にし合う恋人のように熱い感情と尊敬の念を持つ。

2007年の飛躍は2006年以上のものになる。
天使は助走せずに飛び立つ。