今日は東京国立博物館と六本木森美術館に行った。
国立博物館では若冲と江戸絵画展をやっていた。
自分は伊藤若冲の絵に興味があるし、好きであったので見たいと思っていた。なので割と早く展示を見に行く。この展覧会が始まったのが7月4日だったから、始まってすぐ見に行った感じだ。国立博物館に行くのは久しぶりだ。
いくつか興味のある展覧会があったけれど、足が遠のいていたのは事実。
2,3年前に森美術館でやっていた、ハピネス展で伊藤若冲の鳥獣花木図屏風を見たかった見たかったとずっと思っていて、今日対面。
図録では見ていたが、本物は予想通りの良さ。江戸時代にこのようなタイル風の、モザイク画(桝目描と呼ぶらしい)のようなものを生み出した伊藤若冲は一体何者だろう。
彼は金持ちの家に生まれたから、絵を描くことに狂うことができた。しかし、彼があのような絵を残したのは彼の才能であり、素質であり、本性であり、努力であり、彼の家庭の事情は本質ではない。
昔、自分は日本の絵は好きではなかった。古臭くて面白くなかった。最近好みが変わってきて、日本文化の深さ、良さ、素晴らしさが分かってきた。それは最初、仏像において洗礼を受けた。
様々に美術を勉強してきて思うのは日本は世界に誇る美術の歴史を持っているということだ。
今は日本に生まれたこと、日本の美術を誇りに思う。