アルナの子どもたち上映会と監督来日

私は会場準備などをするボランティアの形で参加。
上映会はあまりに予想外の沢山の人々が来たので会場の席が埋まってしまい、立ち見になってしまうほどだった。立ち見でさえも窮屈な感じになってしまったので私たちスタッフは上映会の間、廊下で待機。映画見たかったなあ。



そのうちDVDが出るらしい。監督を応援するために買おうかと思う。
予想外の人々が来たので上映会をまたするとのことです。その時に見たいなあ。
上映後、「アルナの子ども達」の監督のジュリアノ・メール・ハミス氏と森達也氏(映画監督・作家)の対談。
対談で二人にかなりの共通点があることが分かった。二人がドキュメンタリー作家であること、ドキュメンタリーの中でも人々が扱わない(簡単には扱えない雰囲気のある)ものをテーマにしていること、歳が一緒であること、などだ。
イスラエルでの上映の中でイスラエル人は最初「アルナの子ども達」を無視した。しかし、やがて時間の経過とともに人々は映画について話し合い、語り合い、メディアの注目を浴びるようになっていくことになる。イスラエル人はパレスチナ人を全く理解していない人が多い。敵を知ろうとは思わないのだ。それは日本人が「鬼畜米兵」と呼んでいたのと全く同じ状況だったろう。21世紀に入ってこれから大事になっていくことは、相手を知ること。同じ人間なんだということを知ることだと二人は対談していた。

イスラエルパレスチナの問題が解決されるために必要なことが何なのかはわからない。けれど、一ついえることはイスラエルアパルトヘイトのようなあの「壁」を取り除き、物質的な意味でも精神的な意味でも鎖国を解かなければならない。パレスチナ人のために壁を取るのではなく、イスラエル人のために壁をなくさなくてはならない。それが両者のためになる。


「壁」について、参考ページ
http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/news/aqusa5/040926wall.html

パレイスチナ子どもキャンペーン
http://www32.ocn.ne.jp/~ccp/