全人類的な問題として、不思議な現象がある。それは「魂」の存在だ。様々な国で様々な文化があり、考え方があり、肌の色も文化も違う国々。なぜ人類は「魂」の存在を認めたのか。そのルーツは四大文明*1までさかのぼる。魂の存在だけは宗教を超えて共通点を見せている。
「魂は存在しない」という宗教はない。逆を言うと魂の存在を認めるところから宗教は出発している。死んだ人間は無に帰す。そう考える人は確かにいる。唯物論的な考え方はギリシャ時代からあった*2。しかし、感情の問題として
愛する人が亡くなったとき、その人が無くなったと思いたくない。亡くなったけれど、魂が体から離れただけなのだ、と思う。

*1:メソポタミア文明エジプト文明インダス文明黄河文明

*2:アリストテレスなんかそうじゃねー。唯物という言葉自体はなかった。