バカにするのは魂がヒッコリーの実のようになった者だけ

僕の彼女もまた過去に傷を持っている。
僕の辿って来た道が彼女にとって決して役に立つものでなかったとしても僕は彼女を受け入れ、守っていきたい。それは僕にしかできないことだのだ、という感覚がある。
彼女のマインドがもっと広がればいい。
そのために僕ができることはなんだろう。
言葉? 行為? 愛情? 与えること? 誠実さ?


龍伸、お前は使命感を持ち過ぎる。
彼女の重荷になることはやめるんだ。
ただ側にいて時を重ねればいい。