言葉はどれだけ現象を説明するだろう

言葉の力を信じている。しかし、指の隙間から水や砂が流れるが如く言葉が説明しきれないものが流れ去っていくのも感じる。
僕は綺麗な言葉のつながりが好きだ。美しい詩が好きだ。時に僕の言葉は美しい言葉に引かれ、事実を説明していない。僕の言葉は半分以上夢の中にあるようだ。つまりあまりふさわしい表現をしていないことになる。
僕には前(上)に書いたように、夢心地感覚を持っており、この書き方、表現を仕方なしにやっているのだ。その上で美しい言葉に引かれている。
僕は自分がどこまで行くのか怖い半分楽しみにしている。美と夢で人の魂はどこまで高まるのか、実験をしているわけだ、僕は。
魂の精製という感覚がある。僕はそれがしたくて彫刻をやっている。